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年金研究会

ベルリン、ドレスデン、そしてソウル

2013.10.30

[ソウル新聞・開かれた世界・2013年10月31日]

ユン・ソンミョン 韓国保健社会研究院 年金研究センター長

ドイツへの関心が高まっている。統一前後の社会保障制度の統合過程を調べ始めてからだ。その膨大な統一費用のうち50%が社会保障関連費用であり、年金が統一費用全体の25%であったことを知ってからである。もし我々に同様のことが起きたら、という考えを持つようになってからはなおさらだ。統一以前に旧東ドイツ地域を訪れた旧東欧の人々が、天国のような場所で豊かに暮らしていると感嘆した東ドイツと統一したにもかかわらず、これほどの費用がかかったということだ。

統一部とドイツ内務省の人的交流ネットワークである「韓独統一諮問委員会」の専門家会議は、ドイツへの理解を深めるきっかけとなった。会議出席のためベルリンに到着した去る9月22日は、ドイツ総選挙の日であった。メルケルのキリスト教民主同盟(CDU)が圧勝したにもかかわらず、連立政権の構成が容易ではないという話は、ドイツへの関心を倍増させた。40%を超える支持を得たCDUが小政党と提携すれば連立政府の構成はスムーズにいくはずだが、考えのように簡単ではないというからだ。特定の価値を標榜する政党に投票した有権者の審判が恐ろしいためだという。拙速な連立を通じて政党のアイデンティティが弱まった場合、有権者の審判は厳格であるからだろう。

ドイツ国民が小政党との連立よりも、第一党と第二党の連携を意味する「大連立」を望んでいるという事実も興味深かった。円滑な国政遂行のためだろう。状況がこうであったため、現地の雰囲気は第一党であるCDUと第二党である社会民主党(SPD)が大連立を組むという展望が支配的であった。一ヶ月が経つと、予想通りクリスマスまでに大連立交渉を締めくくることにしたという知らせが届いた。

ドイツ内務省は、統一に関連する1年365日の記録すべてを収めた手帳を記念品として提供した。2014年用の手帳には2015年のカレンダーも付いていた。2013年9月にすでに2015年のカレンダーが収録された手帳を渡す周到な国、ドイツ。そのようなドイツですら予想できなかったのが統一のタイミングであった。統一の3ヶ月前まで、大多数のドイツ国民が生前には統一を見ることができないと考えていたという。

このようなドイツ政府が、統一の象徴として案内した場所が旧東ドイツ地域に属していたドレスデンである。第二次世界大戦中に凄まじい悲劇を経験した都市であり、対空防御網が崩壊した状況での大規模爆撃により膨大な数の民間人が犠牲となり、建物の90%が破壊されたドレスデンが、歴史の痛みの中で再び立ち上がる姿を見せたかったようである。無差別爆撃による破壊と分断の痛みを乗り越え、徹底した考証を通じて残された痕跡をつなぎ合わせてかつての姿を取り戻し、歩んできた歴史と和解する象徴としてのドレスデンを示そうとしたようである。統一がさらに遅ければ、旧東ドイツ地域に属していた文化遺産の相当数が歴史から完全に消え去っていた可能性が高かったという説明とともに。

過去の歴史との和解の象徴としてドレスデンの復旧過程についての説明を聞いている状況で、ソウルから基礎年金に関する知らせが届いた。論争の多かった基礎年金の政府案が発表された日であったからだ。政府案が発表されてから一ヶ月が経った今、ソウルでは基礎年金があらゆる福祉イシューを吸い込むブラックホールになりつつある。基礎年金を見る視点があまりにも異なるからである。状況がこうであるため、世界で初めて年金制度を導入し、手厚い年金給付が特徴であるビスマルク型公的年金制度の元祖であるドイツで、「アジェンダ2010」を掲げて30年にわたり年金給付の40%が削られつつあるのはなぜなのかを、振り返るべき時であると思われる。

基礎年金というブラックホールから抜け出すためには、今後急速に到来する超高齢社会にどう対処し、統一された場合に北朝鮮住民の年金問題をどう解決するかという悩みとともに、基礎年金を通じて達成しようとするビジョンと制度運営の原則を明確にする必要があるだろう。ドイツが採用している各種制度の外形を単純に模倣するよりも、どのような悩みを経てどのような価値観が形成され、どのようなシステムで各種制度が動いているのかについて正確な理解が必要な時点であると思う。国民の幸福のために導入しようとする福祉制度が、かえって社会葛藤を誘発している現実を打破するためにもである。

出典:ソウル新聞(原文を見る)

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